たばこと塩の博物館に行って見た。

9月10日にたばこと塩の博物館に行ったので、その記録。
入場料は大人100円。

まず、塩コーナーから。
塩コーナーに入るとデッカい岩塩がおいてある。
高さは約1メートルくらい。

展示は、主に世界各地の岩塩と製塩法の歴史の紹介で構成されている。
写真の岩塩はメキシコの塩だったと思うけど、忘れた。

これは、海水から塩を作るときに使っていた鍋。

岩塩の採掘場の様子をおさめた写真。

次にタバココーナー。
タバココーナーは主に日本のタバコの歴史的な変遷を紹介している。
この写真は、明治期のものでタバコ宣伝隊の様子。
写真に写ってる人は、14~15歳くらいにしか見えない。
未成年者喫煙禁止法が明治33年に制定されているとはいえ、
子供にタバコの宣伝を委託するとは何とも信じ難い。

これは、昔のタバコ宣伝ポスター。

下の4枚の写真はタバコのパッケージの展示。
特に注目するべきは3枚目と4枚目。
3枚目には、秋の交通安全運動のキャンペーンの一環として作られたらしいタバコのパッケージが写っています。
4枚目に写っているのは、オリンピックの時に作られたタバコのパッケージ。
年代は77年くらいだったと思うけど、正確な年代は忘れた。現代のタバコのパッケージも展示されていたけど、昔のものと比べると今のパッケージの方がパステルカラーでキラキラしてたり、箱のデザインがかわいい感じになってる。かわいいデザインにしたのは、若い女性にもっとタバコを吸ってもらいたいとJTが画策してるからか。



展示の説明で特によく出てくるフレーズは、「嗜好」という言葉。
「嗜好の多様化」「安らぎをえる手段」云々。。。
実際には、タバコは人の好みで楽しんでいるというより、薬理的作用による依存症だから「嗜好」として分類するべきなのかは、疑問。

これは、現在流通している紙巻きたばこが作成される過程。
作成過程を紹介するビデオで、「香料などを添加します」と言っていたが、
香料以外に何を添加しているのかはビデオでは紹介していなかった。

もちろん、JTが運営している博物館だけあって、喫煙の有害性や発がん性などを含めた展示にはなっていない。
歴史の紹介では、1600年代に日本で禁煙令が出たことも少し紹介されていたけど、その内容についての紹介はされていない。
たばこと塩の博物館を子供が見学するのであれば、喫煙の有害性やタバコの利権構造に関して知識のある大人が同行するべきだと感じた。