単価の安い仕事からの脱却
データ分析の仕事をしていて思う。
どの業界にいても、データ分析という職務は、PoCの段階でしかない。
アウトプットが使えるか使えないかなんてわからない。
大抵は使えないアウトプットが出てくるから、アナリストに給与は出しにくい。
だからアナリスト採用は、インフラエンジニアをやっていた若手とか、転向させやすいし給与水準も安く取れる人を取りたがる。
データ分析だけをやってシニアなポジションに行った人というのは私は全く知らない。データ分析だけでキャリアを積むのは、難しいのだと思う。
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業界内で当たり前の仕事のプロセスを当事者として経験を積んで、アナリストをやる。そのうえで、ディレクターやマネージャーというポジションに収まるのがいいのではないかと最近思う。
事業会社のアナリストは、意外と大変だと思う。日々のデータ出しに追われながら、技術的なアップデート、クライアントワークも身につかない人も多い。
今いる会社にもデータアナリストの肩書があるけど、結局はSQLでデータだしてタブローで可視化するだけの仕事の人が多い。そういう仕事は、会社の業績がいいときは生き残れるけど、業績が悪化したらまず初めに切られるのだろうなと思う。いくら社内で評価される社内クライアントワークをしていたところで、結局は部署ごとサヨナラになるのではないかとさえ思っている。
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単価を上げるには、技術力を磨くか、事業のとりまとめができるとかマネジメントができないと難しい。
「Pythonでscikit-learn使って分析コード書けます」レベルの人は、今は生き残れてもデータ分析とは何かが常識になるころには生き残れない。つまり、パッケージを”おまじない”として使ってそれだけでは、付加価値にならない。
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私もデータ分析・分析基盤構築を中心とした業務からはシフトしようと思っている。分析しているくせにITアーキテクチャのことはよくわかっていないから、まずはDB関係、通信回りのことを理解しようと勉強している。
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来年、新卒入社のデータアナリストが配属されるらしい。その教育係は、まさかの自分。
どんなことを指導すればいいというのか。
今の自分には全く分からない。