無駄な仕事とは何か?
さっさと終わらせようと思っていた仕事が終わらない。
作業すること、考えること、意見調整することが行ったり来たりして集中力がまるで定まらない。
まるでジャグリングをしているかのようだ。
毎日ジャグリングをして、まるでサーカス団員にでもなったのだろうかと錯覚している。
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一番時間を使いたいのは、考えること。その次に意見調整。要するにディスカッションをして合意を得ておくこと。
最も厄介なのが作業時間。
では作業時間は悪なのか? すでに身に着けたことの単純作業は悪かもしれない。だけど、自分の知らないこと、作業の一部として技術的なことを調べることはきちんとやるべきだ。
自分が知らなければ、誰かにお願いすれば良い。だけど、自分でもある程度、出来るようになっておかないと、放り出されたときに苦労する。
放り出されるというは会社から。
離職率は低く一見ホワイトに見える企業に私はいるが、ずっと在籍している人のことの顛末を聞くとぞっとする。発注屋と化したIT部門、データ入力作業しかできない人…転職は難しいだろうが、そういう人もある程度の年齢までは生きていける。ところが、ある一定の年齢からは給与は上がらなくなるし、居場所も追いやられている。
単身者であれば、何ら問題になることはないだろう。少なくとも働いている間という意味では。「最強伝説 黒沢」で言うところの「歳夫」というやつ。
ところが子供がいる家庭では、上記の状態はきつい。だからこそ、技術力、企画力のある人は見切りをつけて次のステージに行くのだろう。
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ポータブルスキルというやつを身に着けるには、既存の当たり前の知識・作業は少なくともできるようにならないといけない。
データアナリストをやっている身としては、SQLが書けてTableauがいじくれるけど、通信回り、ハード・ソフトの基本的なことが分かっていない。
だから、システム構成に係る話になると途端によく分からなくなる。
これではいけないと思い、インフラ領域のことでも調べながらインフラ担当と協力して、なるべく一気通貫で出来るようにしている。
ITというのは体系化・抽象化されていそうで、意外とされていない。
無駄な仕事をなくすには「必要な資料作成(論点が決まっているもの)」⇒「考察」⇒「調べが必要な作業の習得」⇒「どうでもいい事務書類」の順番でやっていきたい。